旅はもっと自由でいい。思い立ったらふらっと出かけて、泊まって、食べて、笑って。そんな2泊3日のリアルな旅の記録

【地元通が教える】春の山梨“定番外し”2泊3日旅|混雑なしで絶景・温泉・グルメを味わう完全モデルコース

【地元通が教える】春の山梨“定番外し”2泊3日旅|混雑なしで絶景・温泉・グルメを味わう完全モデルコース

春の旅行先として人気の山梨県。だけど、いつもと同じ河口湖や昇仙峡じゃちょっと物足りない…そんな方にぴったりなのが、定番を少しだけ外した「通好みの山梨2泊3日プラン」です。自然も温泉もグルメも楽しみながら、混雑を避けて静かに春を満喫できる旅。今回は、中学生でもわかる言葉でやさしく、でも内容はしっかり“上級者向け”にご案内します!

 


🏨春の山梨旅行におすすめのホテル・旅館5選


①ムーンライトヴィラ河口湖(富士河口湖町)

\ プライベート空間を重視した隠れ家ヴィラタイプ /

  • 【特徴】全棟独立型のラグジュアリーなヴィラ宿泊。ジャグジー・キッチン完備で、気の合う友人と気兼ねなく過ごせる。

  • 【おすすめ理由】女子旅やグループでの気ままな滞在に最適。BBQやワーケーションにも◎。

  • 【春のポイント】桜を背景にプライベートジャグジーという贅沢。

  • 【予算目安】1棟貸し(4名まで)30,000円〜/棟(人数で割れば1万円以下)


② 湖のホテル(河口湖・大石)

\ 富士山と湖を一望できる、全室レイクビューの隠れ宿 /

  • 【特徴】全室から河口湖と富士山を一望できる贅沢なロケーション。中規模で静かに過ごせる落ち着いたホテル。

  • 【おすすめ理由】ラウンジや客室が和モダンでセンスがよく、富士山を「のんびり眺める」ことができる大人向けの空間。

  • 【春のポイント】ホテル周辺の「大石公園」では、桜やチューリップが咲き乱れ、散策にもぴったり。

  • 【予算目安】1泊朝食付き 10,000円〜18,000円程度


③ 精進マウントホテル(精進湖)

\ 富士五湖で一番静かな湖畔のレトロホテル /

  • 【特徴】精進湖は富士五湖の中でも観光客が少なく、富士山が湖に浮かんで見える絶景ポイント。昔ながらのホテルで、気取らない雰囲気が魅力。

  • 【おすすめ理由】湖畔まで数秒、春はカヌー体験や星空観察に最適。自然の音しか聞こえない静けさが何よりのごちそう。

  • 【春のポイント】雪解け後の富士山と湖の調和が息をのむ美しさ。湖畔で読書や散歩するだけでも癒される。

  • 【予算目安】1泊2食付き 9,000円〜12,000円程度


④ 身延 山本坊(身延町・久遠寺近く)

\ 歴史と禅の空気に包まれる宿坊体験 /

  • 【特徴】日蓮宗総本山「身延山久遠寺」の門前にある宿坊。寺の参拝客を迎える宿ながら、一般観光客も歓迎。静寂の中に身を置ける貴重な体験。

  • 【おすすめ理由】精進料理や朝のお勤め体験など、普段味わえない“日本文化の深さ”に触れられる。

  • 【春のポイント】しだれ桜で有名な久遠寺の春は圧巻。混雑前の朝のお花見散歩が特におすすめ。

  • 【予算目安】1泊2食付き 7,000円〜10,000円程度


⑤清里高原ホテル(北杜市・清里)



\ 高原の静けさと星空が魅力のリゾートホテル /

  • 【特徴】標高1,400mの清里高原に立つ、クラシックなリゾートホテル。天体望遠鏡やプラネタリウムを備え、星空観賞が人気。

  • 【おすすめ理由】春〜初夏の高原で、喧騒を離れて自然に癒されたい人向け。

  • 【春のポイント】遅咲きの桜、レンゲツツジ、高山植物など、春から初夏にかけて花の季節。

  • 【予算目安】1泊2食付き 14,000円〜20,000円程度


🧳宿選びのコツまとめ

旅の目的 おすすめ宿
富士山ビューを重視 湖のホテル・ふじやま温泉
静かに自然に癒されたい 精進マウントホテル・山本坊
体験・文化も楽しみたい いやしの里周辺+身延山宿坊
ワイン・食を楽しみたい 勝沼ぶどうの丘

どの宿も、春の山梨を“定番から少し外れた角度”で楽しむ旅にぴったりです✨


初日は郡内エリアからスタート|歴史と静けさに触れる春の始まり

猿橋で感じる江戸の技術と春の渓谷美

山梨県大月市にある「猿橋(さるはし)」は、日本三奇橋のひとつに数えられるとてもユニークな橋です。橋脚がなく、刎ね木(はねぎ)という伝統的な技術で支えられていて、その姿はまるで空中に浮かんでいるように見えます。春になると、橋の周辺には桜や新緑が彩りを加え、渓谷の景色とあいまって、とても風情のあるスポットになります。

観光地としては少しマイナーですが、混雑も少なく、静かにじっくり散策できるのが魅力です。近くには「猿橋公園」や「大月市郷土資料館」もあり、江戸時代からの地域の歴史を感じられます。富士急行線「猿橋駅」から徒歩圏内なので、電車でもアクセスしやすい点も嬉しいポイントです。

春の澄んだ空気の中で、橋の上から下を流れる桂川を眺めていると、日常の疲れもすーっと抜けていくような感覚に。最初の旅先に、自然と歴史をゆっくり感じられる猿橋はぴったりです。


桂川沿いをドライブ、春の風と共に走るルート

猿橋を出発したら、そのまま桂川沿いに車を走らせてみましょう。このあたりは国道139号や20号線などを使って、自然豊かな山あいの景色を楽しみながらドライブができます。春の桂川は雪解け水で水量が増え、川の流れも力強く、とても清らかな印象です。

特におすすめなのは、午後の時間帯。西日が差し始めると、木々の間から光が差し込んで、まるで映画のワンシーンのような景色が広がります。途中で小さな道の駅や地元の直売所に立ち寄れば、春の山菜や地元野菜をお土産に買うこともできます。

「自然に包まれたドライブ」というと、大げさに聞こえるかもしれませんが、この桂川ルートは本当にリフレッシュできる道。音楽をかけながら、のんびりと風景を楽しむだけで、心がふんわりと和らぎます。


西桂町で味わう古民家カフェと地元スイーツ

ドライブの途中で立ち寄りたいのが、西桂町にある古民家カフェ。山梨といえば果物が有名ですが、地元産のブルーベリーや桃を使ったスイーツが味わえるカフェが点在しています。中でも「まほらカフェ」や「つるの家」は、築100年以上の古民家を活用した落ち着いた空間が人気です。

春限定のスイーツとしては、いちごや桜を使ったロールケーキやパフェが登場することもあり、見た目も可愛くてテンションが上がります。ゆっくりとお茶を楽しみながら、山梨の地元の味を楽しめるのは、観光地のレストランでは味わえない魅力です。

「映え」だけでなく、「体にも心にもやさしい時間」を過ごせる。そんなスポットを探している人には、古民家カフェはまさにぴったりの寄り道先です。


レトロと現代が混ざる下吉田エリアの魅力

次に向かうのは、富士吉田市の下吉田(しもよしだ)エリア。最近では外国人観光客の間で「昭和レトロが残る町」としてじわじわ人気が出てきています。古い商店街や喫茶店がそのまま残っており、町歩きをするだけでちょっとしたタイムスリップ気分が味わえます。

特におすすめなのが、「新世界乾杯通り」。昔ながらのスナックや居酒屋が並ぶ一角ですが、最近では若い店主が営むカフェやクラフトビールのお店も登場し、面白いミックスカルチャーになっています。

レトロな雰囲気を写真に収めたい人も多く、週末は写真好きが集まる穴場スポットにもなっています。夕暮れ時の下吉田は、どこか懐かしく、そして新しい。不思議な感覚が味わえる町歩きスポットです。


通好みの温泉宿「ふじやま温泉」でゆったり一泊

1日の終わりには、富士吉田にある「ふじやま温泉」がおすすめ。大型の温泉施設ですが、源泉かけ流しのお湯が楽しめて、しかも富士山の見える露天風呂付きという贅沢さ。観光地にありながら落ち着いた雰囲気で、騒がしさとは無縁です。

内湯には木の香りが漂う大浴場もあり、旅の疲れをゆっくり癒してくれます。宿泊プランもあり、シンプルで清潔感のある客室が人気。お食事は地元食材を使った和食中心で、春には山菜や旬の野菜が味わえます。

「観光地のホテルじゃなくて、ちゃんと湯を楽しめる宿がいい」という方にはぴったりの施設です。


富士北麓の春を感じる1日|自然と文化を体で味わう

忍野八海の早朝風景はまるで別世界

山梨県忍野村にある「忍野八海(おしのはっかい)」は、富士山の雪解け水が長い年月をかけて湧き出している美しい湧水池です。世界遺産「富士山」の構成資産のひとつとしても知られており、透明度の高い水とその神秘的な雰囲気は訪れる人を魅了します。特に春の早朝、観光客が少ない時間帯に訪れると、水面には富士山がくっきりと映り込み、まるで鏡のような幻想的な光景に出会えます。

早朝は空気も澄んでおり、小鳥のさえずりと共に静かな時間が流れます。観光のピーク前に訪れることで、まるで自分だけの空間のように感じられるのが早朝散策の醍醐味です。池の周囲には遊歩道が整備されており、1時間ほどでのんびり一周できます。富士山信仰にまつわる神社や石碑も点在しているため、歴史や文化を感じながら歩くのもおすすめです。

商業施設やお土産屋もありますが、朝の時間帯はまだ静か。観光地でありながらも心を落ち着けて過ごせる、まさに“通好み”の体験ができるスポットです。


地元に愛される「おしの製麺所」で吉田のうどん

富士吉田市周辺で食べられる「吉田のうどん」は、山梨を代表するご当地グルメのひとつ。太くてコシが強い麺と、キャベツや馬肉などを乗せた独特のトッピングが特徴です。観光地のレストランではなく、地元の人が通う製麺所直営の食堂で味わうのが、より深い山梨体験になります。

「おしの製麺所」は、その名の通り地元の製麺工場が運営している小さなお店。観光パンフレットに載っていないような、素朴で落ち着いた雰囲気が魅力です。手打ちのうどんは、モチモチというより“ガシッ”とした噛みごたえがあり、食べ応えは抜群。春限定で山菜の天ぷらを添えたメニューも登場することがあります。

お値段もとてもリーズナブルで、ワンコイン前後でしっかり満足できます。「観光地価格ではない、リアルな山梨の味」が体験できるので、グルメ好きには特におすすめです。


北口本宮冨士浅間神社でパワースポット体験

吉田のうどんを食べた後に立ち寄りたいのが「北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐう ふじせんげんじんじゃ)」です。富士山登山の北口登山道の起点にあたるこの神社は、1,900年以上の歴史を誇る由緒ある場所。木々に囲まれた境内には荘厳な雰囲気が漂い、参道に立つ大きな鳥居は見る者に圧倒的な力を与えてくれます。

春には参道の両側に桜が咲き、神聖な空気と春の彩りが重なって、言葉では言い表せない美しさに包まれます。富士山の守り神として信仰されてきたこの神社は、心をリセットしたい人や、新たな気持ちで旅を始めたい人にもぴったりな場所です。

また、御朱印やお守りも人気で、富士山モチーフのかわいらしいデザインもあるのでお土産にも最適です。パワースポットとしても知られているため、運気アップを願って訪れる人も多く、春の旅にスピリチュアルなアクセントを加えてくれます。


西湖いやしの里根場で古民家と和文化体験

午後は、西湖(さいこ)の近くにある「いやしの里 根場(ねんば)」へ向かいましょう。ここは、かつて実在した茅葺き屋根の集落を再現した野外ミュージアムで、まるで日本昔ばなしの世界に入り込んだかのような風景が広がっています。

春には、集落内の道沿いに花が咲き、背景にはまだ雪の残る富士山がそびえ立つ、まさに絵葉書のような絶景に出会えます。施設内では、和紙作りや陶芸、香づくりなどの体験もでき、大人から子どもまで楽しめるのが魅力です。中学生や学生の修学旅行先としても人気があるため、学びの要素もたっぷり含まれています。

また、地元の工芸品や手作り雑貨が並ぶお店もあり、お土産探しにもぴったり。観光地ではあるものの、ガヤガヤした雰囲気はなく、穏やかで落ち着いた空気が流れています。観光客で混み合う河口湖周辺とはまた違う、「静かな山梨の魅力」に触れられるスポットです。


静かな湖畔の宿で夜空に癒される時間

2日目の宿泊には、西湖または精進湖周辺の静かな宿を選ぶのがおすすめです。このあたりは大型の観光ホテルは少なく、こぢんまりとした旅館やペンションが中心。そのため、自然に囲まれた落ち着いた空間で、ゆっくりと一晩を過ごすことができます。

西湖は標高が高いため、春でも夜は空気が澄んでいて、天気が良ければ満天の星空が広がります。都会ではなかなか見られない星の数に、思わず感動してしまうこと間違いなしです。湖畔を静かに歩いたり、宿の露天風呂に浸かりながら空を見上げたりと、まるで時間が止まったような感覚に包まれます。

自然の中に身を置きながら、何もしない贅沢を楽しむ。そんな夜を過ごすことで、日頃の疲れがじんわりと癒されていくのを実感できるはずです。


本栖湖〜甲府盆地を巡るドライブ|絶景と味覚のハーモニー

本栖湖からの逆さ富士で最高の写真を

旅の3日目のスタートは、本栖湖(もとすこ)から。ここは富士五湖の中でも特に静かで観光客が少なく、自然そのものの美しさを堪能できる湖です。特に春は空気が澄んでいて、湖面が鏡のように富士山を映す「逆さ富士」が狙えるベストシーズン。1,000円札の裏側のデザインとしても有名な、あの絶景を自分の目で見ることができます。

おすすめの時間帯は、やはり朝。風が弱い時間帯は水面が揺れず、くっきりと富士山が映り込む美しい風景が見られます。駐車場や展望台も整備されていて、カメラ初心者でも簡単に撮影できるのが嬉しいポイントです。

本栖湖は観光地のようなにぎやかさはありませんが、だからこそ感じられる“自然との一体感”があります。忙しい日常を忘れて、ただ富士山と湖を眺める時間。それだけで、心がじんわりと満たされていくのを感じられるはずです。


朝霧高原の春ドライブはまるで自然の美術館

本栖湖をあとにして向かうのは「朝霧高原(あさぎりこうげん)」。富士山の西側に広がる広大な高原地帯で、春になると緑が一気に芽吹き、どこまでも続く草原と青空がまるで自然のキャンバスのように広がります。天気が良ければ、牧草地と富士山が一緒に写る絶景スポットが点在し、思わず車を止めたくなる場所がたくさんあります。

朝霧高原には「道の駅 朝霧高原」もあり、ここでは地元の乳製品やお土産が揃います。特に朝搾りの牛乳や、濃厚なソフトクリームは人気で、自然の中で味わうと格別の美味しさです。気軽な休憩スポットとしてもぴったりです。

また、動物と触れ合える牧場施設もあり、ファミリーにも嬉しいエリア。春のやわらかな日差しと、ひんやりした高原の空気を感じながらのドライブは、まさに“心を洗うような時間”になります。


身延山久遠寺で心も整う春の参拝時間

ドライブの途中で少し寄り道をして、山梨南部にある「身延山久遠寺(みのぶさん くおんじ)」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。日蓮宗の総本山として知られるこの寺院は、歴史が深く、荘厳な雰囲気と圧倒的な自然美が調和した“心を整える”場所です。

春には境内にあるしだれ桜が見事で、特に「久遠寺のしだれ桜」は樹齢400年以上とされ、その美しさから全国的にも知られています。参道の石段は287段もあり、登るのは大変ですが、その先にある本堂からの眺めは格別。心がスッと軽くなるような感覚が味わえます。

また、ロープウェイを使えば山頂の奥之院にも行けるので、足腰に不安がある方でも安心です。自然と信仰が融合した久遠寺は、観光というより“体験”に近く、静かに心を整える旅には欠かせないスポットです。


勝沼のワイナリーで大人の味覚を満喫

午後は甲府盆地へ下り、山梨を代表するワインの産地「勝沼」エリアへ向かいます。勝沼には数多くのワイナリーがあり、試飲や工場見学ができる施設も充実しています。中でも「まるき葡萄酒」「シャトー勝沼」「グレイスワイン」などは、品質の高さと親しみやすさで人気があります。

各ワイナリーでは、甲州ぶどうを使ったフレッシュな白ワインから、しっかりした赤ワインまで、幅広いラインナップを楽しめます。予約なしでふらっと立ち寄れるところも多く、気に入ったワインはその場で購入可能。春の陽気の中でのテラス試飲は、なんとも贅沢なひとときです。

また、ワイナリーに併設されたレストランで地元食材を使った料理を楽しむのもおすすめ。ワインと料理のマリアージュを気軽に体験できるのは、ここならではの楽しみです。


地元食材のお土産を買って旅の締めくくり

旅の最後には、甲府や勝沼エリアの直売所や道の駅でお土産探しをしましょう。春の山梨は美味しい食材の宝庫。新鮮な山菜や、地元で採れた果物、そして加工品の数々が並びます。特に人気なのは、以下のような商品です:

おすすめお土産 特徴
ワイン 勝沼産の白・赤どちらも人気
干しぶどう 無添加で自然な甘みが特徴
ほうとう 山梨の定番、太麺が美味しい
地元産はちみつ アカシアや百花蜜など種類豊富
ワイナリーのジュース ノンアルでも楽しめる高品質

これらのお土産は、旅の思い出を家でも楽しむのにぴったり。自分へのごほうびとして買うのも良いですね。


ちょっと視点を変えるだけで春の山梨はもっと面白くなる理由

河口湖や昇仙峡を外しても満足できる秘密

山梨といえば、真っ先に思い浮かぶのが「河口湖」や「昇仙峡」などの超有名観光地。でも、実はこれらを少し外すだけで、よりゆったりと自分らしい旅ができることをご存じですか?人混みや観光バスの列を避けることで、自然や文化を静かに楽しむことができます。

たとえば河口湖の代わりに訪れる本栖湖や西湖は、より自然に近い姿の湖でありながら、富士山の絶景スポットとしても非常に優秀です。また、昇仙峡の代わりに猿橋や桂川沿いを散策すれば、川の音に癒される穏やかな時間を過ごせます。

「外す」ことは「捨てる」ことではなく、実は「選ぶ」こと。定番を外しても、山梨の魅力はしっかり感じられるんです。むしろ、知らなかった山梨に出会えるチャンスが増えるとも言えます。


富士山を「違う角度から」楽しむ方法

富士山を見るなら、正面からドーンと見える場所が一番? 実はそれだけが正解ではありません。富士山は角度によって全く違った顔を見せてくれます。例えば本栖湖から見る富士山は、台形に見える形が特徴で、1,000円札にも使われています。一方、西湖や精進湖から見ると、周囲の山々との重なりで立体感のある美しさが楽しめます。

さらに、北口本宮冨士浅間神社や身延山のように「信仰の対象としての富士山」を感じられる場所では、山そのものを眺めるのではなく、山に祈る人々の歴史や心に触れることができます。

富士山はただ「見るだけ」ではもったいない。角度や場所を変えて、もっと深く感じてみることで、新しい魅力がどんどん見えてきます。


地元民が勧める穴場的食スポットの魅力

観光ガイドやSNSで話題のグルメも楽しいですが、実際に地元の人が通うお店は、やっぱり一味違います。山梨では、地元民に愛される製麺所のうどん店、古民家を改装したカフェ、農家が運営する直売所併設のレストランなどが多くあります。

こうしたお店では、奇をてらった味ではなく、素材そのものを生かした素朴で優しい味が楽しめます。例えば、忍野村の「おしの製麺所」では、噛みごたえ抜群の吉田のうどんに、旬の山菜をトッピングした春限定の一杯が味わえます。

SNS映えより“舌と心に残る味”を求めるなら、地元の人が勧めるお店を選ぶのがベスト。ガイドマップに載っていないけど、また行きたくなる、そんな食の出会いがきっと待っています。


移動ストレスを最小限にするルート設計のコツ

観光地を巡る旅では、どうしても「移動が疲れた…」という声が多いもの。でも、山梨のように山が多いエリアでは、ルートをうまく組めば驚くほど快適に旅ができます。今回のように、富士北麓→西湖→甲府盆地と進む流れなら、1日ごとの移動距離が短く、かつ景色も大きく変わるため飽きません。

特におすすめなのは、朝と夕方の移動時間を避けること。山間部は日没が早いため、夕方には宿に到着するように計画すると安心です。また、主要な観光地を点と点で移動するのではなく、ドライブそのものを楽しめる道(例:朝霧高原ルート)を組み込むと、移動も“旅の一部”に変わります。

ストレスを感じるどころか、移動中が楽しい旅。そんな感覚になるようなルート設計が、山梨旅行をもっと快適にするコツです。


旅行上級者が好む「静けさと贅沢」のバランス

旅行に慣れている人ほど、あえてにぎやかな観光地を避け、静かで上質な時間を求める傾向があります。山梨には、そんな“通な旅人”を満足させる「静けさと贅沢」の両方を備えた場所がたくさんあります。

たとえば、富士山が見えるけれど観光バスが来ない本栖湖や、西湖の静かな宿。派手さはないけれど、地元食材を丁寧に調理した料理や、天然温泉にじっくり浸かる時間。そして、観光客のいない早朝の神社や湖畔の散歩道。そうした時間こそが、真の贅沢だと気づかせてくれます。

「何を見たか」より「どう過ごしたか」を重視する旅。それを実現できるのが、春の山梨の魅力です。


旅がもっと豊かになる!山梨2泊3日旅行の楽しみ方Q&A

春におすすめの服装と持ち物は?

春の山梨は日中は暖かくても、朝晩は冷え込む日が多いため、重ね着が基本です。4月〜5月上旬は、長袖シャツに薄手のカーディガンやウインドブレーカーがあると安心。特に本栖湖や西湖、朝霧高原など標高が高い場所では、一気に気温が下がることもあります。

持ち物としては以下がおすすめ:

持ち物 理由
羽織もの(薄手ダウンorウィンドブレーカー) 朝晩の寒さ対策
歩きやすいスニーカー 神社や遊歩道の散策に便利
日焼け止め・帽子 高原や湖で紫外線が強くなる日がある
スマホ用三脚や広角レンズ 絶景撮影に活躍
小さなリュック 車移動が中心でも両手が空いて便利

また、突然の雨に備えて折りたたみ傘レインコートも持っておくと安心です。春は天気が変わりやすいため、事前に天気予報をチェックしておきましょう。


公共交通で回る場合のアレンジ方法は?

車がない場合でも、山梨の主要な観光地は電車+バス観光タクシーで回ることが可能です。以下のような組み合わせで旅程をアレンジできます。

🚃おすすめルート例(電車・バス使用):

  • 【1日目】大月駅 → 猿橋(徒歩)→ 富士急行線で下吉田駅 → 徒歩で下吉田散策

  • 【2日目】下吉田駅 → 忍野八海(富士急行バス)→ 河口湖駅 → 西湖いやしの里(周遊バス)

  • 【3日目】河口湖駅 → 勝沼ぶどう郷駅(JRとバス乗り継ぎ)→ ワイナリー巡り → 甲府駅

富士急行線、富士山駅周辺の観光バス、勝沼のワイナリー専用バスなどを組み合わせれば、十分に満足できる旅になります。バスの本数は地域によって限られているので、事前の時間確認が重要です。


雨が降った時の代替スポットはある?

春の天気は変わりやすいため、雨の日の過ごし方も考えておくと安心です。山梨には屋内でも楽しめるスポットが多く、雨でも充実した時間を過ごせます。

代替スポット 内容
富士山レーダードーム館 富士山の気象観測の歴史が学べる体験型施設
シャトー勝沼ワインカーヴ 試飲&見学OK、屋内で楽しめる
山梨県立美術館 ミレー作品が有名な落ち着いた美術館
甲斐善光寺 国宝級の仏像が並ぶ歴史的名刹
山梨宝石博物館(河口湖) 宝石・鉱石の展示で意外と見ごたえあり

また、宿泊先に早めにチェックインして温泉や読書を楽しむ「宿こもり旅」もおすすめ。旅の目的を「観光」から「癒し」に切り替えるのも、雨の日旅の醍醐味です。


この旅程にぴったりな予算とプラン例

この2泊3日のモデルプランにかかる大まかな費用を、以下のように整理しました。目安として、2人旅行を想定しています。

項目 内容 費用(2人分)目安
交通費(レンタカー+ガソリン) 3日間の利用 約25,000円
宿泊費(2泊) 中価格帯の温泉宿など 約40,000円
食費 朝昼夜+カフェ等 約20,000円
入場料・体験費用 いやしの里・神社など 約3,000円
お土産 ワイン・ほうとうなど 約5,000円

合計:約93,000円(1人あたり約46,500円)

もちろん、宿のグレードや食事の回数によって調整可能ですが、「少し贅沢したいけど高級旅館までは求めない」人にはちょうどいい予算感です。


ファミリーでも楽しめるポイントは?

このプランは、カップルや一人旅はもちろん、ファミリーにもおすすめできる内容です。特に以下のポイントがファミリー向きです:

  • 朝霧高原の牧場や動物ふれあい体験

  • いやしの里での和文化・手作り体験(小学生〜OK)

  • 忍野八海の散策や富士山レーダードームで学び体験

  • 勝沼のワイナリーはソフトドリンクも豊富

  • 温泉宿にはファミリー向けプランもあり

小さなお子様連れなら、無理な移動を避けて「1日2〜3スポット」に絞るのがベスト。自然の中でのびのび過ごせる山梨の旅は、子どもたちにとっても貴重な思い出になります。


🌸まとめ|定番を少し外すだけで、春の山梨旅はもっと面白くなる

今回ご紹介した「春の山梨2泊3日のちょっと視点をずらした旅」は、観光客で混み合う定番スポットをあえて避けつつも、自然・文化・食・癒しをしっかり楽しめる“通好み”の旅プランです。

  • 郡内エリアの静かなスタートで、歴史と自然に癒される

  • 富士北麓では、忍野八海やいやしの里で五感が喜ぶ体験を

  • 本栖湖や朝霧高原の絶景ドライブで心をリフレッシュ

  • 勝沼ワイナリーで大人の贅沢な時間も満喫

  • 地元グルメや静かな温泉宿で、旅全体が“本物志向”に

観光地にありがちな“詰め込み感”とは無縁で、心地よいペースで旅ができるのがこのプランの最大の魅力です。

春の山梨は、ほんの少しルートを変えるだけで、まだまだ知られていない美しさや出会いが待っています。次の旅は、ぜひこの“ひと味違う”プランで、山梨をもっと好きになってみてください。


 

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