春の旅行先、どこにしよう? そう思ったときに、思い浮かぶのが「愛媛県」。でも、道後温泉や松山城などの定番スポットはすでに行ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「定番すぎず、でも穴場すぎない」ちょっと通な愛媛旅の2泊3日モデルプランをご紹介します。
温泉、アート、離島、歴史ある町並み、そして絶品グルメ。ゆったりとした時間の中に、じんわりとした感動が広がる春の愛媛旅行。
人混みを避けて、静かに旅を楽しみたい大人の方にこそおすすめしたいコースです。
あなたの次の旅が、心からリラックスできるものになりますように。
道後温泉や松山市内を中心に、「定番すぎず・でも安心できる」ちょうどいい宿
🏨1. 道後御湯(どうご みゆ)|大人の隠れ家・極上温泉ステイ
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場所:道後温泉エリア
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参考価格帯:1泊2名 45,000円〜(2食付き)
木の温もりを活かした和モダンな高級旅館。全客室に道後の湯を引いた客室露天風呂付きで、部屋にいながら温泉を楽しめる贅沢な時間が過ごせます。
夕食は地元食材を使った創作和会席で、目にも美しい一皿が並びます。宿全体が静かで落ち着いた雰囲気のため、カップルや大人の女子旅にもおすすめ。
春は中庭の桜が満開になり、部屋からのお花見も楽しめます。
🏨2. 道後 Hakuro(白鷺)|アート感あふれるスタイリッシュホテル
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場所:道後温泉駅から徒歩5分
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参考価格帯:1泊2名 15,000円前後〜(素泊まりまたは朝食付き)
道後アートを楽しむ旅にぴったりのデザインホテル。内装はシンプルながら洗練されており、ライブラリースペースやラウンジでは愛媛の文化や作家の本が楽しめます。
道後温泉本館・飛鳥乃湯泉もすぐ近くなので、温泉は外湯めぐりスタイルで。朝食は地元食材を活かした和洋ブッフェで、野菜たっぷりの内容が女性客に好評です。
気軽だけどおしゃれに旅したい人向けの新定番宿。
🏨3. ホテルマイステイズ松山|松山駅前&お城ビューが魅力
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場所:松山駅より徒歩3分
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参考価格帯:1泊2名 12,000円〜(朝食付きプランあり)
松山観光や内子・中島などへの拠点に便利な立地。シティホテルながら、お城ビューの部屋もあり、春は窓から桜がちらほら見えることも。
清潔で機能的な客室に加えて、最上階のレストランからの夜景や朝食のバイキングが高評価。
コストパフォーマンスも高く、「移動しやすさ」と「快適さ」を両立したい方におすすめ。
🏨4. オールドイングランド 道後山の手ホテル|ヨーロピアンスタイルの優雅な休日
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場所:道後温泉エリア
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参考価格帯:1泊2名 25,000円前後〜(朝食付き)
英国風のクラシカルな外観と内装が特徴の、ヨーロピアンテイストあふれるホテル。洋館建築に囲まれて非日常気分を味わいたい人におすすめ。
温泉は道後温泉の引き湯で、館内の大浴場でゆっくり楽しめます。
朝食の洋風プレートやスイーツも充実しており、優雅な時間を過ごしたい女子旅やご夫婦旅に人気です。
🏨5. いよプリンスホテル(伊予市)|内子&ドライブ観光の拠点に
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場所:伊予市(松山市から車で約30分)
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参考価格帯:1泊2名 8,000円前後〜(朝食付き)
3日目に訪れる内子町や長浜大橋など、愛媛南部方面への観光に便利な立地。リーズナブルながらも、清潔で落ち着いたビジネスホテル仕様で、車旅に最適です。
春の行楽シーズンは混雑を避けたいという人にもぴったり。
内子方面に1泊して、翌朝からゆっくり観光できるという使い方も◎。
📝選び方のポイント
| スタイル | 宿名 | 特徴 |
|---|---|---|
| ラグジュアリー | 道後御湯 | 全室温泉付き・大人向け高級旅館 |
| おしゃれ&手軽 | 道後 Hakuro | デザイン重視・アート好きに |
| 立地重視 | ホテルマイステイズ松山 | 駅近&観光アクセス抜群 |
| 優雅な休日 | 道後山の手ホテル | 洋風建築・非日常を楽しむ |
| 車旅拠点型 | いよプリンスホテル | 内子方面にアクセス良好 |
松山で始める愛媛の春旅:最初の1日は温泉とアートを満喫
飛鳥乃湯泉でひと味違う温泉体験を楽しもう
愛媛県の観光といえばやっぱり「道後温泉」が有名ですが、実は本館よりも新しくてゆったり過ごせる「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」が近年注目を集めています。飛鳥時代をテーマにデザインされた館内は、日本建築の美しさと現代の快適さを融合させた、まさに新しい温泉のかたち。しかも、観光客でごった返す本館と違って、比較的空いているのも嬉しいポイントです。
入浴だけでなく、浴衣の貸し出しや湯上がりの休憩スペースも充実していて、旅の疲れを癒すにはぴったりのスポット。施設内では愛媛の伝統工芸「伊予絣」なども展示されていて、ただのお風呂にとどまらない体験ができます。
特に春は、温泉の中庭から見える桜がとても美しく、湯けむりと花のコントラストに癒されます。朝から観光で動き回るのもいいですが、旅の初日はあえてのんびり温泉から始めて、心と体を整えるのもおすすめです。
道後アートに出会える「道後オンセナート」の魅力
道後温泉の街を歩いていると、あちこちにちょっと変わったアート作品があるのに気づきます。これが「道後オンセナート」と呼ばれるアートイベントで、道後の街を舞台に様々なアーティストたちが作品を展示しています。
ただの観光地じゃない、“文化の香りがする街”としての道後を体感できるのがこの企画の魅力。温泉宿の壁面に描かれたアート、足湯に浮かぶオブジェ、駅前の巨大なアヒルなど、どれも個性的で写真映えもバッチリ。歩くだけで楽しくて、まるで宝探しをしているような気分になります。
最新の展示情報は事前に調べておくと◎。アートと温泉が融合した独自の世界観を感じられるのは、日本でもこの道後だけ。まさに「ちょっと通な旅」にぴったりのスポットです。
レトロモダンな街並みを歩いて堪能しよう
道後温泉周辺の街並みは、明治や大正のレトロな雰囲気を色濃く残しつつ、新しいカフェやおしゃれなショップが点在する「レトロモダン」な空間です。商店街「ハイカラ通り」では、地元の名産品やスイーツが並び、歩くだけでワクワクしてきます。
特におすすめなのが、和と洋が融合した建物や、昔ながらのポスト、レトロな看板など、フォトジェニックな風景が随所にあること。写真好きにはたまらないエリアです。お土産を探したり、ちょっと足を止めてスケッチしたり、春の陽気を感じながらのんびり歩くには最高のロケーションです。
時間があれば、足湯カフェで一息つくのも◎。観光というよりも「街の空気を楽しむ」ような過ごし方ができるのも道後エリアの魅力です。
三番町の居酒屋で地元グルメを味わう夜
夜は松山の繁華街・三番町へ足を伸ばして、愛媛の地元グルメを堪能しましょう。ここは観光客向けの飲食店だけでなく、地元の人にも愛される居酒屋が点在していて、まさに「本物の味」に出会えるエリアです。
まず外せないのは「鯛めし」。愛媛には2種類あり、ここ松山では鯛の切り身を甘辛いタレで味付けし、ご飯に乗せて食べる「松山鯛めし」が主流。さらに「じゃこ天」や「伊予さつま(冷や汁風の郷土料理)」など、他県ではなかなか食べられない一品がたくさんあります。
地酒も充実していて、「梅錦」「石鎚」など愛媛を代表する日本酒をおちょこで楽しむのも最高。旅の一日目の締めくくりに、地元の味と酒で心もお腹も満たされましょう。
道後温泉周辺のおすすめ宿でくつろぎのひととき
1日の終わりは、やっぱり心地よい宿でリラックスしたいもの。道後温泉エリアには、昔ながらの旅館からモダンなブティックホテルまで多彩な宿泊施設があります。
おすすめは、歴史ある旅館の中でも「湯帳(ゆちょう)」付きの客室があるところや、夜にライトアップされる庭園を眺めながら入浴できる宿など、非日常を味わえる場所。最近は女子旅向けのフォトジェニックな宿も増えていて、客室やロビーに映えるインテリアが多いのも嬉しいポイントです。
また、朝食に愛媛の旬の食材を使った和定食が出る宿なら、2日目の朝もすっきり気持ちよくスタートできますよ。
離島で過ごす癒しの時間:中島で自然と暮らしを感じる1日
松山観光港からフェリーで気軽にアクセス
続きからすぐ書き進めます。
松山観光港からフェリーで気軽にアクセス
2日目の旅は、松山観光港から始まります。ここから約1時間弱でアクセスできるのが「中島(なかじま)」という瀬戸内海に浮かぶ有人島。あまり観光地化されておらず、落ち着いた雰囲気と自然が魅力です。観光港からはフェリーや高速船が1日数便運航しており、時間に合わせてプランを組みやすいのもポイント。
中島は「魚島(うおじま)」とも呼ばれるほど海産物が豊富で、特に春は鯛やイカなどの旬の魚が楽しめます。港に降り立つと、すぐに島ののんびりした空気が感じられ、都会の喧騒とはまるで別世界。交通量も少なく、道も静かで歩くだけでもリラックスできます。
観光客が多すぎず、でも施設はある程度整っている。まさに「定番すぎず、穴場すぎない」ちょうどいいスポットです。愛媛県民でも「まだ行ったことがない」という人も多く、旅行好きな人にこそおすすめしたい離島です。
サイクリングで島をぐるっと一周してみよう
中島は面積が広すぎず、道も比較的平坦なので、レンタサイクルでの島巡りが人気です。港周辺で自転車を借りて、ゆっくり1~2時間かけて海沿いをサイクリング。春のそよ風を感じながら、瀬戸内海の絶景を右手に見て走るのは最高の体験です。
途中には、小さな漁村の風景や、無人の小さな神社、季節の花が咲き乱れる畑など、まるで映画のワンシーンのような場所にたくさん出会えます。観光地のような派手さはありませんが、心をリセットしてくれる「何もない贅沢」がここにはあります。
途中で島の人に挨拶を交わすこともあり、温かさに触れるのもまた旅の醍醐味。カフェや商店は少ないので、水分補給や軽食は事前に港付近で調達しておくと安心です。自転車でのんびりと過ごす時間は、旅行中でも特に印象に残る思い出になることでしょう。
地魚ランチで離島の味を満喫
サイクリングでお腹が空いたら、地元の漁師さんが営む定食屋さんや食堂でランチタイム。中島では、その日に獲れたばかりの新鮮な魚を使った料理が味わえます。特におすすめなのが、焼き魚定食や刺身定食。都会の居酒屋ではまず出会えない、プリプリで脂ののった魚が楽しめます。
春の季節は、真鯛やアオリイカ、ホウボウなどが旬。漁師町ならではの素材の良さをシンプルに味わう料理ばかりで、「こういうごはんが一番おいしいよね」と思わずつぶやきたくなるほど。定食の味噌汁も、魚の出汁がしっかり効いていて感動レベルです。
特別な演出も装飾もないけれど、「本物の味」がここにはあります。価格も良心的で、観光地価格に疲れている人には嬉しいポイント。島で食べる地魚ランチは、心も体も満たしてくれる最高のひとときになります。
中島ならではのリアルな島暮らしの風景
中島の魅力は「観光地ではない、リアルな暮らし」が見えるところ。道沿いには干物を干している家や、畑仕事をするおばあちゃんたち、港で網を編む漁師さんたちの姿があり、どれもまるで昔の日本の原風景のようです。
特に春は、みかんの木が白い花を咲かせ、海辺には潮干狩りを楽しむ家族連れも。そんな何気ない風景の中に、忘れかけていたゆったりした時間の流れを感じられます。SNS映えや派手さではない、「生活に触れる旅」をしたい人にこそおすすめのスポットです。
観光地としての整備は最小限ですが、それがかえって魅力的。観光地特有の過剰な演出がない分、静かな感動があります。人の気配はあるのに、騒がしさはない。それが中島の最大の魅力です。
フェリー帰りに立ち寄りたい穴場カフェ
松山観光港に戻る頃には、少しおやつが欲しくなる時間帯。そんなときにぴったりなのが、港近くの「島カフェ」や「シーサイドカフェ」。観光ガイドにはあまり載っていない小さなカフェがいくつかあり、海を眺めながらゆっくりとした時間が過ごせます。
おすすめは、地元産の柑橘を使ったジュースやスイーツがあるお店。例えば「いよかんタルト」や「河内晩柑のソーダ」など、愛媛ならではの味が楽しめます。瀬戸内海に沈む夕日を見ながら、カフェのテラスで一息つく時間は、旅の中でも特に心に残るひとときに。
帰りのフェリーの時間によっては、夕暮れの海を眺めながら乗船することもでき、1日を締めくくる最高のご褒美になります。
松山市内で味わう文化と歴史:落ち着いた午後の過ごし方
萬翠荘で優雅な洋館建築に浸る
松山市の中心部にある「萬翠荘(ばんすいそう)」は、昭和初期に建てられたフランス風の洋館で、国の重要文化財にも指定されています。建物は、旧松山藩主の子孫である久松定謨(さだこと)伯爵の別邸として建てられたもので、豪華でありながらもどこか落ち着いた雰囲気が漂っています。
内部にはシャンデリアや大理石の暖炉、美しいステンドグラスなどがあり、まるでヨーロッパを旅しているかのような気分になれます。展示室では、書道展や写真展などの企画も行われており、文化的なひとときを過ごすにはぴったりです。
春の季節は、庭園の草花が咲き始め、外観と自然とのコントラストがとても美しいタイミング。観光客で混み合うことも少なく、静かに過ごせるのも魅力です。「日本の旅の中に、ほんの少しだけ異国の空気を取り入れたい」そんな気分の時に、ぜひ訪れてほしいスポットです。
坂の上の雲ミュージアムで知的なひとときを
「坂の上の雲ミュージアム」は、司馬遼太郎の同名小説をベースに、明治時代を駆け抜けた3人の松山出身の人物(秋山好古・真之兄弟、正岡子規)をテーマにしたミュージアムです。設計は建築界の巨匠・安藤忠雄氏が手がけており、建物自体が一つの見どころでもあります。
内部はシンプルながらもモダンなデザインで、展示内容も非常にわかりやすく整理されています。明治という時代の息吹を、文学・軍事・教育などの切り口から学べるため、大人の知的好奇心をくすぐってくれます。
特に、春の松山城と連動するような景観が見えるガラス張りの廊下は圧巻。天気のいい日は、そこに座ってしばらく空を眺めているだけでも癒されます。歴史が苦手な人でも「なぜ松山が誇る人物なのか」が自然と理解できる構成になっているのもポイントです。
地元スーパーで愛媛みやげを探そう
おみやげ選びは、意外とスーパーが穴場です。松山市内の大型スーパーや道後温泉近くの「フジ」などでは、観光地価格ではない、地元ならではのおみやげが手に入ります。特におすすめなのが、愛媛の柑橘加工品やじゃこ天、地元限定のポンジュース関連商品など。
また、愛媛のお菓子である「タルト」や「一六タルト」は種類が豊富で、スーパーなら季節限定の味が並んでいることも。地酒やご当地カップ麺、漬物なども見逃せません。
家族や職場へのバラマキ土産だけでなく、自分用に買いたい「地元の味」も見つかるのがスーパーの魅力。品揃えも豊富で、しかも価格が安いので、旅の途中にちょっと立ち寄るだけでも大満足できます。
夕暮れの松山城を遠くから眺める
松山城そのものに登るのも魅力ですが、あえて「遠くから眺める松山城」もおすすめです。夕暮れ時、城山の上に浮かぶお城がシルエットになる風景は、どこか幻想的で、旅の終わりにふさわしい美しさがあります。
おすすめのビュースポットは、「ロープウェイ街」から少し外れたカフェや高台にある公園。また、「坂の上の雲ミュージアム」近くから見える角度も美しく、観光客が多くないので静かに景色を楽しめます。
昼間に比べて空が赤く染まり始めるこの時間帯は、写真もドラマチックに仕上がるので、旅の思い出を残すにはぴったり。派手なアクティビティではないけれど、静かに旅の余韻に浸るには最高のひとときです。
夜はホテルで地元の味をテイクアウト
夜の過ごし方として、街に繰り出すのも良いですが、たまにはホテルでのんびりテイクアウトグルメを楽しむのもおすすめです。松山市内には、テイクアウト対応の人気店も多く、鯛めしやお寿司、おつまみ系のお惣菜などが充実しています。
特に注目したいのが「道後や 松山三越」などで購入できる地元の総菜セット。愛媛名物を詰め合わせたような一品で、ホテルの部屋でゆっくり食べられるのが魅力。ワインや地酒も一緒に買えば、ちょっとした部屋飲みも楽しめます。
観光に疲れた体を休めながら、静かに地元の味を楽しむ夜。旅の中でこういった「何もしない時間」こそが、一番記憶に残ったりするものです。
内子町へショートトリップ:古い町並みと自然を満喫
伊予灘沿いをドライブしながら内子へ
3日目の朝は、レンタカーで内子町(うちこちょう)へ向かうショートトリップから始めましょう。松山市内からは車で約1時間〜1時間半ほど。途中、伊予灘に沿って走る国道378号線(通称:夕やけこやけライン)を通れば、瀬戸内の穏やかな海と春の光が美しい絶景ドライブを楽しめます。
この道は、その名の通り夕方には夕陽が美しい道として有名ですが、朝の時間帯も静かで気持ちよく、ドライブにはぴったり。窓を開けて潮風を感じながら走れば、目的地に着く前から旅気分が盛り上がります。
途中にはちょっとしたビューポイントや道の駅もあるので、軽く立ち寄ってみるのもおすすめ。山と海に囲まれた自然豊かなエリアを通って行くこの道は、愛媛の「のどかな美しさ」を存分に味わえるルートです。
歴史感じる「内子座」のレトロな世界
内子町に着いたら、まず訪れたいのが「内子座(うちこざ)」。大正5年に建てられた木造の芝居小屋で、現在も演劇や落語、イベントなどに使われている現役の劇場です。ノスタルジックな外観と、木のぬくもりを感じる内部の空間は、まるでタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
特に春は、陽の光が木材にあたって柔らかく空間全体が温かく感じられ、座席に腰を下ろすだけで心がほぐれます。舞台の下に潜れる「奈落」や、役者の花道なども見学でき、昔ながらの芝居の裏側を知ることができます。
見学は自由見学だけでなく、ボランティアガイドの案内付きもあり、内子座の歴史や構造を楽しく学べます。町の人々に大切に守られてきたこの建物からは、文化を大切にする内子の精神が伝わってきます。
八日市・護国の町並みでノスタルジーに浸る
内子町を代表するエリア「八日市・護国(ようかいち・ごこく)」は、明治から昭和初期にかけて建てられた商家が今も立ち並ぶ保存地区。重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、まるで江戸時代に迷い込んだような情緒ある町並みが続きます。
道は石畳で整備されており、ゆっくり歩いても30〜40分ほど。和ろうそくのお店や、和紙体験ができる工房、町屋カフェなども点在し、散策しながら様々な体験が楽しめます。
春は、白壁の建物と青空、新緑がよく映え、写真撮影にもぴったり。喧騒とは無縁の空間で、時間を気にせずのんびりと歩くだけでも心が癒されます。観光地というよりも、暮らしが続く町でありながら、風情ある美しさが大きな魅力です。
「からり」の新鮮野菜と手作りアイスでランチ
散策の後は、「道の駅 内子フレッシュパーク からり」でランチタイム。地元の農家さんが直接持ち込んだ新鮮な野菜や果物が並び、ベーカリーやレストラン、直売所、手作りアイスの店などが揃った人気スポットです。
レストランでは、地元産の野菜を使ったランチや郷土料理が楽しめ、素材そのものの味を活かしたメニューはどれも絶品。中でも春野菜の天ぷらや、地元米のおにぎりは素朴ながら味わい深く、旅の疲れを癒してくれます。
そして「からりアイス」は外せません。季節限定の柑橘系アイスや、珍しい野菜アイスまで種類豊富で、どれも手作りのやさしい味。お土産選びもここで一通り済ませられるので、旅の終盤に立ち寄るには最適です。
長浜大橋の絶景で旅の締めくくり
内子から松山へ戻る途中に、もう一つだけ立ち寄りたいスポットがあります。それが「長浜大橋」。この橋は、日本に現存する数少ない「跳ね橋」で、船が通る際に橋の中央部分が持ち上がるユニークな構造です。春は橋の周辺を流れる肱川(ひじかわ)沿いに桜が咲き、絶景のビューポイントになります。
特に橋の上から見る瀬戸内の穏やかな海と、夕日が重なる景色は、旅の締めくくりにぴったりの一枚。車でのアクセスも良く、観光客も比較的少ないため、静かに絶景を楽しめます。
「旅って、こういう景色に出会うためにあるのかもしれない」――そう思わせてくれるような、美しくて静かな時間を過ごせる場所です。
旅の最後に思い出を振り返ろう:春の愛媛がくれた癒しと発見
観光スポットは王道から少し外すのがポイント
愛媛旅行というと、まず思い浮かぶのは道後温泉や松山城といった「定番中の定番」スポット。でも今回の2泊3日の旅では、あえて「ちょっと視点をずらす」ことで、旅の面白さや発見がぐんと広がったのではないでしょうか。
飛鳥乃湯泉のような新しい温泉施設や、松山市内でも意外と知られていない萬翠荘、中島の素朴な風景、そして内子町の歴史ある町並み――どこも混雑しすぎず、でもちゃんと見ごたえのある場所ばかりでした。
「人が多すぎて疲れた」「どこに行っても同じような土産物屋ばかり」という観光地疲れに悩む人こそ、こうした“王道から一歩外した”旅先がぴったり。地元の人の生活や風景を感じられる場所に足を運ぶことで、より深い旅の満足感を味わうことができます。
移動は無理なくコンパクトに楽しむのがコツ
今回の旅では、松山を拠点に、日帰りで離島や町を訪れるスタイルをとりました。これは、愛媛の地理的な特徴を活かした無理のない旅の組み方です。移動時間を最小限にしながらも、瀬戸内の海や山、町並みといった多様な景色を味わうことができます。
特に中島への船旅や、内子へのドライブは「移動そのものが旅の楽しみ」になるルートでした。急ぎ足で観光地を回るのではなく、「移動の途中を味わう」ことに重点を置くことで、旅の充実度が格段にアップします。
また、現地のスーパーや道の駅を訪れるのも、移動中のちょっとした楽しみに。タイムスケジュールに余裕を持たせておくことで、予定外の出会いや発見にも柔軟に対応できるのが、大人旅の醍醐味です。
愛媛グルメはとにかく美味しいものだらけ
旅の大きな楽しみといえば、やっぱり「食」。愛媛のグルメは、とにかく素材が新鮮で、シンプルに美味しいものが多いのが特徴です。特に鯛めしやじゃこ天など、海の幸を活かした料理は、どこで食べてもレベルが高く、地元の味の奥深さに驚かされます。
また、春は柑橘類が豊富な時期でもあり、いよかんや甘平などの旬のフルーツをそのまま食べたり、ジュースやスイーツとして楽しめるのも嬉しいポイント。道の駅やスーパーで買える柑橘加工品も、おみやげにぴったりです。
「こんなに美味しいものが、こんなに静かな場所で食べられるんだ」と、感動すら覚える愛媛の食体験。高級グルメではなく、日常の中の“ほんもの”の味に出会えるのが、旅の醍醐味です。
写真映えする風景や建物がいっぱい
愛媛の春旅では、スマホのシャッターを切る手が止まらないほど、写真映えするスポットがたくさんありました。例えば、道後のアート作品やレトロな街並み、内子座の木造建築、そして瀬戸内海に沈む夕日――どれもがSNS映えするだけでなく、後から見返したくなるような「物語のある一枚」ばかりです。
また、観光地化されすぎていない分、写真に「人が映り込みすぎない」というのも魅力。自分だけの空間や瞬間を切り取れるので、旅の記録としても満足度が高くなります。
風景だけでなく、料理やおみやげ、建物のディテールにも“愛媛らしさ”が散りばめられていて、何気なく撮った一枚すら特別なものに。写真を通してもう一度旅を振り返る時間も、また旅の楽しみのひとつになります。
春の愛媛は「もう一度行きたい」と思わせてくれる場所
2泊3日の短い旅の中でも、こんなにも多くの発見と癒しをくれた愛媛。春という季節のやわらかさと、愛媛ののどかで人懐っこい空気感が合わさって、「また来たいな」と自然と思わせてくれる場所でした。
定番すぎず、でも安心感があり、どこか懐かしさを感じられる。そんな“ちょうどいい距離感”の旅先として、愛媛は今こそおすすめです。次は夏の海や秋の紅葉、冬の温泉といった別の表情も見てみたい――きっとそう感じることでしょう。
春の愛媛、あなたもぜひ、ほんの少し視点をずらして楽しんでみてください。心がふっと軽くなる、そんな旅が待っています。
まとめ|視点を少し変えるだけで、旅はもっと深くなる
今回ご紹介した「春の愛媛・2泊3日ちょっと通な旅」は、定番観光地を少し外しながらも、愛媛らしい魅力をしっかり体感できる内容に仕上げました。
「有名なところには行ったことがある」「人混みを避けて、ゆっくり旅がしたい」そんな大人の旅人にぴったりなモデルコースです。
道後温泉では本館ではなく別館で静かに湯浴みを楽しみ、離島・中島では島の暮らしに触れ、松山の街中で文化を感じ、内子町では日本の古き良き町並みに癒される。
どの場所も決して派手ではありませんが、その分、心に静かに染み入る風景と出会いがありました。
春の愛媛は、桜や柑橘、やわらかい風と日差し、そして温かな人との出会いに満ちています。
観光の「目的地」ではなく、心の「目的地」として訪れる愛媛の旅。
ぜひあなたも、ほんの少しだけ視点を変えて、あなただけの愛媛に出会ってみてください。
道後御湯
道後御湯
道後御湯
ANA楽パック
JAL楽パック
道後hakuro
道後hakuro
JR楽パック
ホテルマイステイズ松山
ホテルマイステイズ松山
ホテルマイステイズ松山
道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル
道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル
道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル
いよプリンスホテル
いよプリンスホテル
いよプリンスホテル