 
				
				
				
			はじめに
湘南・江ノ島周辺を訪れたら、ぜひ味わってほしいのが「生しらす」。中でも鵠沼や片瀬漁港で楽しめる朝獲れの生しらすは、旬の時期にしか出会えない特別な味わいです。この記事では、生しらすの旬や漁港での販売情報、地元グルメスポットまで、しらすを120%楽しむための情報をまとめました。失敗しないしらす旅をしたい方は必見です!
湘南名物「生しらす」の魅力とは?
湘南しらすが全国で人気の理由
湘南といえば、海や江ノ島が有名ですが、実は「しらす」も地元の名物として知られています。とくに鵠沼(くげぬま)や片瀬エリアでは、毎年春と秋になると新鮮なしらすがたくさん水揚げされ、地元の直売所や飲食店で提供されます。湘南しらすは、東京からのアクセスも良く、日帰りで楽しめるグルメとして観光客にも大人気。湘南の海で水揚げされたしらすは鮮度が抜群で、ぷりぷりとした食感とほのかな甘みが魅力です。
地元の漁師さんたちが朝早くから漁に出て獲ってくるため、他の地域よりも「朝獲れ」の新鮮さを味わいやすいのも人気の理由のひとつです。湘南の潮の香りとともに味わうしらすは、まさにここでしか楽しめないごちそうです。
「生しらす」とは?釜揚げしらすとの違い
「生しらす」と聞くと、お刺身のようなイメージを持つかもしれませんが、実はしらすは非常に傷みやすい魚です。そのため、生のまま食べられるのは、獲れたてで鮮度の高いものに限られています。多くの地域では水揚げ後すぐに釜揚げ(ボイル)されてしまうため、生で提供される機会はとても貴重です。
一方「釜揚げしらす」は、塩水で軽くゆでたもの。ふんわり柔らかく、白く仕上がっているのが特徴です。これに対して「生しらす」は透明で、つやつやとした見た目をしています。食べたときの食感や風味もまったく違い、まるで別の魚のように感じる人もいるほど。
生で食べられるしらすがあるのは、湘南でも限られた時期と場所だけなんです。
鮮度が命!“朝獲れ”の価値
「朝獲れ」とは、その日の朝に水揚げされたばかりの魚介類のことを指します。しらすはとても繊細な魚で、時間が経つとすぐに鮮度が落ちてしまいます。そのため、食べられるのは港のすぐそばでしか味わえません。
湘南の片瀬漁港や鵠沼周辺では、朝にしらす漁が行われ、早ければ午前9時頃から漁港直売所や地元のお店に並びます。まさに“朝獲れ”の新鮮さを味わえる最高のエリアです。
しらすは冷凍や加工されてしまうと、透明感や弾力が失われてしまいます。だからこそ、「朝獲れの生しらす」は特別。早起きしてでも食べる価値がある一品なのです。
鵠沼・片瀬で出会える本物の生しらす
鵠沼や片瀬の地域は、しらすの名産地として地元でも有名です。なかでも「片瀬漁港」では、しらす漁が盛んで、地元漁師が毎朝漁に出て生しらすを水揚げしています。観光客でも漁港の直売所で購入できたり、漁師直営の食堂で味わうことができるのが魅力です。
また、片瀬漁港の近くには鵠沼海岸エリアがあり、おしゃれなカフェや地元の食堂でしらすを使った料理が楽しめます。地元の人たちに愛されている生しらすは、まさに「本物」の味。地元の海で獲れたものを、その場で食べる。そんな贅沢を、ぜひ一度体験してみてください。
生しらすを食べるベストシーズンとは?
湘南の生しらすを狙うなら、春と秋が狙い目です。春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)は、しらすがたくさん水揚げされる“旬”の時期で、より脂がのって美味しいしらすが味わえます。
この時期には片瀬漁港でもしらすの直売が盛んになり、地元のお店も「生しらす丼」などのメニューを多数用意。まさにベストシーズンです。
ただし、天候や海の状況によっては漁に出られず、生しらすが提供されない日もあるので注意が必要です。そんな時のために、SNSや公式サイトで漁の有無をチェックするのがおすすめです。
しらすの旬は年に2回!その理由と時期
春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)が旬の理由
しらすはカタクチイワシやマイワシの稚魚のこと。実はこのしらすたちが大量に現れるのは、春と秋の年2回なんです。なぜかというと、この時期に海の水温や潮の流れがしらすにとって最適な環境になるから。
特に春先は産卵後のカタクチイワシがたくさん稚魚を生むため、漁が活発になります。そして秋は夏に生まれた稚魚が成長して、またたくさん獲れるようになるのです。だから春と秋は生しらすの「旬」とされているんですね。
水温としらすの関係性
しらすが育つのにちょうど良い水温は、だいたい15〜20℃くらい。この水温になるのが、ちょうど春と秋なんです。真夏や真冬は水温が極端になってしまい、しらすの成長が鈍くなったり、漁そのものが難しくなることも。
また、天候や台風の影響で海が荒れてしまうと、しらす漁は中止になります。そのため、穏やかな海と適温の水温が揃う「春と秋」は、最高のしらす日和なんです。
旬の時期に出回る生しらすの特徴
旬のしらすは、体がしっかりしていて透明感があり、見るからに美味しそうです。口に入れるとぷりっとした食感があり、ほんのりとした苦味と甘みが広がります。特に朝獲れは臭みが全くなく、生でも安心して食べられるのが特徴です。
また、旬の時期には飲食店も「生しらす入荷しました!」と積極的に告知をしているので、地元のSNSや観光案内所をチェックすると最新情報を手に入れられます。
漁がない「禁漁期」に注意!
実は、しらす漁には「禁漁期(漁ができない時期)」があります。神奈川県では、毎年1月〜3月中旬までの冬の時期が禁漁とされています。これは、しらすの資源を守るための大切なルール。
禁漁中は当然ながら生しらすは市場に出回らず、スーパーや飲食店でも提供が止まります。「しらす丼を食べに行ったのに無かった!」という失敗を防ぐためにも、旬の時期と禁漁の時期は事前にチェックしておくと安心です。
漁港での販売スケジュールの見方
片瀬漁港では、しらす漁が行われた日には「本日生しらすあります!」という看板やSNS投稿があります。特に湘南しらすの漁業協同組合の公式サイトやInstagram、X(旧Twitter)などでは、当日の販売情報が更新されることも。
直売所のオープン時間はだいたい午前9時〜10時ごろが多く、早いと売り切れてしまうこともあるので、朝イチでの訪問がおすすめです。観光の予定を立てる際には、直売所の営業日や天候による影響も考えておきましょう。
片瀬漁港直売所の魅力と攻略法
片瀬漁港ってどんな場所?
片瀬漁港は、江ノ島のすぐそばにある小さな漁港です。観光地のにぎやかさから少し離れた場所にあり、ローカルな雰囲気が残るエリア。ここでは地元の漁師さんたちが毎朝しらす漁に出て、新鮮なしらすを直接販売しています。
片瀬漁港の最大の魅力は、「漁師直送の鮮度」。大型スーパーでは手に入らない“その日の朝に獲れた生しらす”を買うことができます。地元の人に混じって観光客も並ぶ様子は、ちょっとした名物にもなっています。
さらに、漁港の周辺にはしらす丼が食べられるお店も多く、朝からしらすを満喫できる贅沢なエリアです。海風を感じながら、新鮮な海の幸を味わえるのは、片瀬漁港ならではの楽しみですね。
直売所のオープン時間と売り切れタイミング
片瀬漁港の直売所は、しらす漁が行われた日の朝9時〜10時頃に開店します。ただし、開店時間はしらすの水揚げ状況や天候に左右されるため、事前の情報チェックが重要です。
特に生しらすは数に限りがあるため、開店から1〜2時間ほどで売り切れてしまうこともよくあります。週末や連休などは観光客が多く訪れるため、平日よりもさらに早く完売する可能性が高いです。
そのため、どうしても生しらすをゲットしたい場合は、朝8時台には現地に到着して並ぶのがおすすめ。開店直後のタイミングを狙えば、鮮度抜群の生しらすに出会える確率がグッと高まります。
「朝どれ」が買える時間帯とは?
“朝どれ”のしらすは、その日の漁次第で販売開始時間が変わりますが、だいたい午前9時〜10時頃が目安です。漁師さんたちは早朝から漁に出て、獲れたしらすをすぐに港に持ち帰ります。その後、手早く選別・パッキングされ、直売所に並ぶ流れです。
朝どれしらすは本当に鮮度が命。透明感があり、つやつやと輝いている状態を見れば、その違いは一目瞭然です。できれば開店直後に買うのが理想で、少し時間が経つと透明だったしらすが白っぽく濁ってきてしまうこともあります。
鮮度にこだわるなら、なるべく早く、そして当日中に食べることを意識しましょう。これが湘南・片瀬でしか味わえない“ごちそうの食べ方”です。
雨の日やシケの日はどうなる?
天候はしらす漁に大きな影響を与えます。特に風が強かったり、波が高かったりする「シケ」の日は漁が中止になることが多く、生しらすの販売もありません。また、雨の日でも漁が難しい場合があり、当日朝まで漁の可否が分からないこともあります。
そのため、訪問前には湘南しらす協同組合の公式SNSや直売所の情報ページを確認するのがおすすめです。前日の天気予報をチェックしておくのも忘れずに。
万が一、生しらすが販売されていなかった場合でも、釜揚げしらすや加工品などの販売は行われていることが多いので、そちらもぜひ楽しんでくださいね。
地元民おすすめの購入テクニック
片瀬漁港のしらす直売は人気が高く、観光客も多く訪れます。そんな中、地元民が実践している購入テクニックをいくつかご紹介します。
- 朝8時台に現地到着しておく
 開店前から並ぶことで、より新鮮なしらすを選べます。
- 事前にSNSで漁情報を確認する
 湘南しらす漁協のSNSで当日朝の販売状況が分かります。
- 保冷バッグ持参で持ち帰り準備万全に
 生しらすは傷みやすいので、保冷剤とバッグがあると安心。
- 家族や友人と分担して買い物
 人気商品の購入や食堂での順番待ちを効率よくこなせます。
- 平日を狙って訪れる
 観光客が少ない平日なら、ゆっくりと選んで買い物ができます。
これらのポイントを押さえておけば、片瀬漁港でのしらす体験がより満足度の高いものになりますよ。
鵠沼エリアのおすすめ生しらすグルメ5選
生しらす丼が有名な「とびっちょ」
湘南エリアで最も有名な生しらすグルメのお店といえば、やはり「とびっちょ」です。江ノ島のすぐ近くに店舗を構え、週末には行列ができるほどの人気店。特に「生しらす丼」は名物で、新鮮なしらすをたっぷり乗せた贅沢な一品です。
ごはんの上に透明でつやつやのしらす、刻み海苔、大葉、ネギ、卵黄などが彩りよく盛られ、見た目にも美しい丼ぶり。食べるとしらすのぷりぷりした食感とほのかな苦味が絶妙に絡み合います。
シーズン中はSNSで「本日生しらす入荷あり!」とお知らせしているので、訪問前にチェックするのが◎。子ども連れや観光客でも安心して入れるカジュアルな雰囲気も人気の理由です。
ローカル人気の隠れ家的お店
鵠沼エリアには、観光客にはあまり知られていない、地元民に愛される隠れ家的しらすグルメの名店も点在しています。その代表格が「しらすや しんちゃん」。片瀬漁港の近くにある小さな食堂で、漁師直送の生しらすを使った定食が評判です。
ここの魅力は、なんといっても「量と鮮度」。生しらすが器からあふれそうなほどたっぷり盛られ、しかもおかわり自由のご飯やお味噌汁がついて1,000円前後というコスパの良さ。観光地価格に慣れてしまった人には驚きの価格とボリュームです。
また、地元の人がふらっと立ち寄るような雰囲気なので、混雑しすぎず、落ち着いた時間が過ごせるのもポイント。店主も気さくで、「今日はしらすがいいよ〜!」なんて声をかけてくれることもあります。鵠沼の“本当の味”を知りたいなら、ぜひこういったローカルなお店も訪れてみてください。
カフェスタイルで味わえる創作しらす料理
最近では、しらすを使った“創作系メニュー”が楽しめるおしゃれなカフェも増えてきました。たとえば、鵠沼海岸にある「Shirasuya+ Cafe(しらすやプラス カフェ)」では、生しらすを洋風にアレンジした料理が人気です。
おすすめは「生しらすとアボカドのライスボウル」。オリーブオイルと柚子胡椒ソースで味付けされた生しらすは、アボカドとの相性も抜群で、見た目も味もインスタ映え間違いなし。さらに、パスタやピザにも生しらすをトッピングするメニューがあり、「しらすってこんなに自由に使えるんだ!」と驚く人も多いんです。
カフェらしい開放的な空間とおしゃれなインテリアは、デートや女子旅にもぴったり。テラス席から海風を感じながら食べるしらす料理は、まさに湘南ならではの特別な体験です。
ファミリーでも安心のお店はここ
小さなお子さん連れでも楽しめる、ファミリーフレンドリーなお店としておすすめなのが「しらす問屋 とびっちょ 弁天本店」です。店内は広く、ベビーチェアや子ども用メニューも用意されているため、家族連れでも安心して訪れることができます。
生しらすが食べられない小さなお子さん向けには、釜揚げしらすを使ったうどんやおにぎりもあり、どの世代でもしらすの魅力を味わえる工夫がされています。さらに、店の前には待ち時間に遊べるスペースや、江ノ島散策の拠点にもなる広場もあって、家族でのお出かけにぴったり。
週末は混雑することがあるので、開店前に並ぶのがおすすめですが、整理券システムも導入されているので、待ち時間も安心です。しらす料理を家族みんなで楽しみたいなら、こういった設備が整ったお店を選ぶとスムーズですよ。
テイクアウトでも楽しめる!しらすおにぎり
「時間がないけど、湘南のしらすを味わいたい!」という人には、テイクアウトで楽しめる“しらすおにぎり”がおすすめ。駅近くや観光地周辺には、しらすを使ったおにぎり専門店やパン屋さんがあり、手軽に生しらすや釜揚げしらすを味わえます。
たとえば、江ノ島駅前にある「しらす工房 TAKO-Cafe」では、生しらすを使ったおにぎりが大人気。塩味だけで味付けされたおにぎりは、しらすそのものの風味をしっかり感じられる逸品。しかも、朝獲れのしらすを使っているので、鮮度も抜群です。
ピクニック気分で海辺で食べたり、新幹線の中で軽く食べたり、楽しみ方は自由自在。お土産用として真空パックされた釜揚げしらすも販売されているので、自宅で湘南の味を再現するのもおすすめです。
失敗しない!生しらすを食べに行くためのQ&A
朝何時に行けば食べられる?
一番確実に生しらすを食べたいなら、午前8時30分頃には現地に到着しているのがベストです。しらす漁は早朝に行われ、直売所や飲食店にしらすが届くのは朝9時〜10時ごろが多いですが、人気店は早い段階で売り切れてしまうことも。
とくに休日や連休中は観光客で混雑し、開店前から行列ができるお店もあります。時間に余裕を持って行動するのが、しらすグルメを確実に楽しむための秘訣です。
天候が悪い日はどうする?
雨や強風など、天候が悪い日はしらす漁が中止になることが多く、生しらすの提供はない可能性が高いです。ただし、釜揚げしらすやしらすの加工品などは販売されていることもあるので、完全に食べられないわけではありません。
天候による漁の可否は当日の朝に決まることが多いため、SNS(湘南しらす漁協のアカウントなど)や店舗の公式情報をチェックするのが確実です。また、晴れていても波が高い日は漁ができない場合があるので要注意です。
冷凍しらすとの違いは?
冷凍しらすと朝獲れの生しらすは、味も食感も大きく異なります。冷凍されたしらすは、解凍時に水分が出てしまい、身が崩れたり風味が落ちたりすることがあります。一方、朝獲れの生しらすはプリプリの食感と、独特の甘み・苦みのバランスが特徴で、まさに“今しか味わえない”味わいです。
また、生しらすは冷凍保存が基本的に難しいため、その場で食べるのが最も美味しいとされています。しらすを100%楽しみたいなら、ぜひ冷凍ではなく朝獲れの生しらすをおすすめします。
県外から行くなら何時到着がベスト?
東京や横浜など、県外から訪れる場合は、朝8時〜8時30分に到着するスケジュールを組むのが理想です。例えば東京駅からなら、朝6時台の電車に乗れば、江ノ島駅や片瀬江ノ島駅に8時すぎには到着できます。
この時間なら、片瀬漁港や飲食店の開店前に到着できるため、並ばずに生しらすをゲットできる可能性が高くなります。また、しらすを堪能したあとに、江ノ島観光や海岸散歩もゆっくり楽しめるので、一石二鳥のプランです。
生しらすの持ち帰りってできるの?
生しらすは鮮度が命のため、基本的には持ち帰りには向きません。ただし、片瀬漁港などでは保冷剤や専用のパックを用意している店舗もあり、短時間なら持ち帰りが可能な場合もあります。
また、釜揚げしらすや冷凍しらすであれば持ち帰りやお土産用に販売されていることが多いので、持ち帰りたい場合はそちらを選ぶのが安心です。自宅で湘南の味を楽しむなら、釜揚げしらすと大根おろしで“しらすおろし”を作るのもおすすめですよ!
まとめ
湘南・鵠沼エリアで楽しめる「生しらす」は、まさに地元でしか味わえない貴重なグルメ体験です。しらすの旬は年に2回、**春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)**に訪れます。この時期には、片瀬漁港で朝獲れの新鮮なしらすが水揚げされ、地元の直売所や飲食店で味わうことができます。
直売所では、朝早くから並ぶことでプリプリの生しらすを手に入れることができ、漁師直送の鮮度と味わいは格別。おしゃれなカフェやファミリー向けの食堂など、スタイルに合わせてしらす料理を楽しめるのも鵠沼の魅力です。
ただし、天候や禁漁期間には生しらすが手に入らないこともあるため、訪問前の情報チェックが大切です。この記事を参考に、ぜひ湘南・鵠沼で本物の「生しらす」と出会う最高のタイミングを逃さないでくださいね。





